第一話
アイドレスってなぁに?

目次
●プロローグ
●その1「アイドレスってどんなゲーム?」
●その2「どうやって参加すればいいの?」
●その3「どうやって相手の国を倒すの?」
●その4「ゲーム進行を見る場所は?」
●その5「ゲームってあんまりやったことが……」
●その6「時間はかかるの?」
プロローグ
夕暮れせまる某藩国、政庁城会議室
「いやー、城から眺める
夕焼けってのはいいもんだねぇ」
(藩王・是空)
(文族見習・古河) 「ふええ〜……」
犬耳の人ががちゃっと
ドアを開けて覗き込んでいる。
「……なんだぁ古河
湿っぽいな。どした?」
(←この人外見は
ヤンキーだが
面倒見の良さが
高じて
こんなところに
いる人である)
(この娘外見は
娘だが立派な
女装癖を持つ
少年である)
「あうー、藩王さまー。
友達に“今お前がやってるゲームってどうやってやんの”
って聞かれたんですけどー……」

犬耳の人はすぐ人に頼る。
「……説明できなかったのか。まあ確かにややこしいゲームだしなあ」
「なんて説明したらいいのか教えてくださいよぅ〜」
「え、俺? いや、その」

藩王、ややこしいのは大変お嫌いである。狼狽して左右を見回した。
目を逸らす王猫。
(摂政・真琴) 「話はすべて聞かせて頂きました」
「こんなこともあろうかと、私たちがちゃんと質疑応答表を作ってありますよ」 (摂政・都)
(吏族統括・川原) 「藩王、なんでも質問してくださいね」
「お、おう、真琴、都、川原!
ちょうどいいところに」

「よぅし、古河ぁ!
なんでも聞け!!」
「藩王さま急に強気……」
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●その1 ●その2 ●その3 ●その4 ●その5 ●その6
質問そのいち〜!
「アイドレスってどんなゲーム?」
「こりゃ俺もわかる。
インターネットを使って
遊ぶネットゲームのことだ
今、まさに見てるこの画面も
アイドレスの一環だ」
(世界観には
無名世界観
というものを
使用してます)
(仲良くケンカ
してます
あくまで
ゲームです)
「もう少し詳細に言えば、
『にゃんにゃん共和国』か
『わんわん帝國』のどちらかに所属し
もう片方の国といろんな
方法でケンカする
というゲームですね」
「先にギャフンと言わせた方の勝ちですよ、ふふふ……」
「都、怖いぞ」
「参加するのに特別なソフトの
インストールなどは必要ありません。
ウェブサイトを閲覧できるブラウザが
あれば大丈夫ですよ」
「ケイタイからでもOK、ってわけだな」
(ま、サイトによっては携帯機種を選んじゃうこともあるので要注意だ)
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質問そのに〜!
「どうやって参加すればいいの?」
「参加するには『にゃん』『わん』どちらかの国の国民となることです。
どちらの国も『藩国』というたくさんの小さな国に分かれていますので、どこかの藩国に参加(所属)すればそのままゲームに参加できます」
(藩国=
ウェブサイト
ホームページ)
(不明点はその
国の人が
全部教えてくれ)
各藩国はかならず
ウェブサイト(国)を持っています。
どの国にもかならず参加表明用のBBSがありますから、そこに書き込みをするといいですよ
「藩国の一覧はここでみられますよ。

たくさんありますから自分で見て回って、一番気に入った国に『参加させてください』と言ってみましょう」
コチラ
「おっと、まだ参加方法はあるだろ?」
「ええ、自分で藩国を作ることも出来ます。
 ルールで決められたものを用意したウェブサイトを作り、『こんな藩国を作りました』と報告すれば新しい藩国が作れます。この場合はなんと国王にもなれるんですよ」
目次
ルール
「でもちょっと難しいし時間もかかるから、最初はどこかの国民になってみる方をオススメします」
「藩国の設立承認はゲームの中でもタイミング(ターン)が決まっています。
作ったらすぐ藩国設立!
というわけにはいかないので注意してくださいね」
(一週間くらいが
「ターン」と呼ばれ
わかれてます
承認はターンが
変わると
判定されます)
(多い国では
30名近くの
参加者(国民)が
パソコンの向こうで
繋がってます)
「ま、先に言っとくが、ひとりぼっちじゃ国にはならねぇ。当然ひとりで国作りなんてとても無理だ!! 仲間がそうだな最低でも3〜4人はほしいかな」
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そのさ〜ん!
「どうやって相手の国をギャフンと言わせればいいのかな?」
「ギャフン」 (ギャフン=
勝利条件)
(ギャフン=
勝利条件
……ホントか?)
「な、なんか違うぞ!?」
「ゲーム中には
いろいろなイベントが起こります。
そのイベントでお金や食べ物、
燃料などを稼ぐことが出来ます」
(直接参加
不在参加など
イベント参加方法も
さまざまです)
(つまり、自分の
得意分野で
参加できる)
「各資源の稼ぎ方は様々。
絵を描いたり、文を書いたり、
それをまとめてウェブに掲載したり
インターネットのすべてを
使えると思ってください」
「資源を稼ぐ方法がたくさんある国は、
ない国よりもいろいろなことが
出来ちゃいます」
(ゲームによっては
やはり資金が
必要です)
(あまり
目をグルグル
させないで
落ち着きましょう)
「ケンカを売ることも出来るわけだ!
ひゃっひゃっひゃ!!」
「はい、うまくケンカに勝ち続ければそのうち相手もギャフンというでしょう。ふふふ……」
「ギャフン!!」
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質問そのよーん!
「そういやゲームがどう進んでるかとかってどこで見ればいいんだ?」
「藩王……」
(アンタ国で一番偉い人)
「ボクも知りたい!」 (わからないことは
素直に
聞きましょう
身勝手な理解は
良くないですよ)
テンダイス
ブログ
「さっきも目次を貼りましたけど、
テンダイスブログというのを見れば今どんなことが起こっているかわかります」
「ああ、あのサイトね!
関係ありそうなショートストーリー
なんかも掲載されるから
ゲーム以外でも面白いよねー」
(こちらも当然
世界観には
無名世界観
というものを
使用してます)
「ですよねー」
「藩王、黙ってると良いかと」
「で、ですよねー」
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そのご!
「ゲームってあんまりやったことないんですぅ……」
「お前はゲームバカだろう」
「ぼ、ぼくじゃなくて
友達の代弁をしてるんですよぅ!」
「大丈夫、そんなに難しいことはやりませんよ。みんなで話し合って、どうやったら国が強くなるかなあ、勝てるかなあ、ということを考える。そのぐらいです」
「前述しましたが、絵や文章を書いたり、データや情報をまとめる仕事もあります。もちろんこれをこなせば国にいろいろな特典があります」
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質問そのろく〜!
「時間はかかるの?」
「そんなにかかりません。一日に1回、自分の藩国とテンダイスブログを見る時間……15分ぐらいですか、そのぐらいあればなんとかなります」 (友だちを作って
この日はよろしく!
など
お願いしとくと
さらに効果的)
「ケイタイからだともうちょっとかかるかもしれんが、
まあ30分かからないぐらいだな」
「もっと楽しみたい人は
絵や文章を書くイベントに参加してたっぷり楽しむことも出来ますよ」
「藩国内部でイベントをやってみる、
なんていうのも楽しいと思いますよ」
「……と、こんぐらいわかってれば説明できるんじゃないのか?」
「はい!
じゃあちょっと
友達に教えてきますー!」

走っていく犬耳の人。
「……気、早ええなぁ、おい」
「まあ、
問題は解決したということで……」
「藩王、こちらの書類が……」
ほとんど灰になったタバコが
ぽろりと落ちる。

「ゲッ、一服してたはずが
俺ほとんど休めてねえじゃん!」
「まあ……
あれもちょっとした余暇ということで」
「お疲れさまです……」
政庁城の夕方は
こうして暮れていくのだった……
次回! なぜなにアイドレス!
「地戸のお仕事ってなぁに?」
「ぐるぐるめだまのパピッペポ
ニヤニヤどきんちょの ぜーくやん!」
「……モ○タンは古いぞ、古河」
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え:たかと(ぎぞく)
きほんのぶん:ふるかわ(もんぞく)
ちぇっく:みやこ(かぞく)
まとめ:まこと&かわはら(せっしょう&りぞく)
あとぜんぶつくる:ぜくう(はんおう)

フィールド・エレメンツ・グローリー
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